KeiYamamotoの雑記

考えたことや見て聴いたことを綴ります

2024-01-01から1年間の記事一覧

エッシェンバッハ/N響

誠に大人なシューマンだった。 エッシェンバッハがN響に客演。久しぶりに聴きに行った。 前半から内声の際立った音の塊が耳にぶつかってくる。このような音は録音ではなかなか難しい。生演奏の醍醐味だろう。ソリストのソルターニは艶やかな音質で安定した演…

新学期

明日より新学期が始まる。 今年度は卒業論文を書かなくてはならない。ゼミにも参加する。この2つが不安だが、なんとかなるだろう。 今年度も弊学の充実した授業を受けられる。残念ながらアクシデントもあり、思うように履修が組めなかった。私の体調も考慮し…

ホーネック/菊池

世紀の狭間で生きた作曲家たちの佳作を、上品な演奏で聴いた。 ライナー・ホーネックと菊池洋子による演奏会。東京文化会館小ホールにて開催。私の東京春音楽祭は、このコンサートにて開幕を迎えた。 前半はモーツァルトとシューベルト。両名とも、まろやか…

浅草演芸ホール

今日は人が少なく、穏やかな寄席であった。 浅草演芸ホールへ。今日は随分寒い浅草であった。 今日は調子があまり良くない。そのため大笑いすることは少なかったが、充分楽しめた。古今亭寿輔の静かに笑いが来る落語が最高。浪曲もあったが、こんなに浪曲が…

『観光コースでない 沖縄 第5版』

日本にとって「沖縄」とは何か。そのことが常に問われている。 新崎盛暉 諸見里道浩 謝花直美 松元剛 島袋良太 前泊博盛 亀山統一 仲宗根將二 大田静男 2023 『観光コースでない 沖縄 第5版』 東京:高文研 こちらの本を読了。日本の暗い歴史を見ることにな…

上岡/NJP

上岡のこだわりを感じる時間であった。 久しぶりにNJPのコンサートを聴きに、錦糸町へ向かった。前半はケフェレックのソロでベートーヴェン。ケフェレックの演奏は独特の暖かみがあり、安心して聴いていられる。アンコールを含め、豊かな時間であった。 後半…

26歳

26歳の誕生日を数日前に迎えた。何とかここまで来れたことを感謝している。お世話になった方々にも最大限の御礼を申し上げる。 たまたま沖縄滞在時で、スケジュールも合ったため、知り合いの経営するビストロで誕生日を祝った。私は一人で行ったが、先方が暖…

沖縄2024

南海の麗しき島は、いつも通りであった。 3/6-11で那覇と恩納村へ行った。前半は一人で那覇を見物し、後半は父と恩納村でゆっくりした。あまり天気がよくない中、那覇へ。飛行機はそれなりに揺れた。それでも那覇空港に着いた時の安心感は何物にも代えがたい…

沼野雄司 『音楽学への招待』

沼野雄司 2022 『音楽学への招待』 東京:春秋社 「音楽の入門書でおすすめはありませんか?」 これは私が、音楽が専門ではない方々から、幾度となく聞かれたことである。この問いを投げかけられる度に、回答に窮する羽目になった。相手が何を求めているのか…

高良倉吉 『琉球王国』

高良倉吉 1993 『琉球王国』 東京:岩波新書 こちらの本を随分前に読了。学校の課題に関係する本は読んでいるが、このブログには書かないようにしている。やらなくてはならないことが多く、そうなるとあまり勝手きままに本を読む暇がない。こちらはだいぶ前に…

浅草演芸ホール

落語が聞きたくなり、浅草演芸ホールへ行った。雷門の前にある薮蕎麦でザルを食べて、寄席へ。浅草は今日も大賑わい。 本日は立ち見の出る賑わい。漫才、曲芸、落語と様々楽しめる(寄席なんだから当たり前だが)。 今日一番の出来は柳家喬太郎。話の内容は予…

中尊寺金色堂展

東京国立博物館にて中尊寺金色堂展が開催。会場はだいぶ混雑していた。 8Kの高精細画像による金色堂の映像が目を引く。平泉で見るより鮮やかかもしれない。 凛とした観音様が見るものを魅了する。平安末から、現代まで900年の時を超えて残っているのが奇跡の…

インバル/都響

今日はインバルにしては珍しく、穏やかな演奏なのかと思いきや、ドヴォルザークでは随分景気が良くなり、賑やかに締めくくった。 インバル指揮都響を聴きにサントリーへ。今日は完売とのことで、ごった返していた。 大学祝典序曲は予想に反して、爆演ではな…

沼尻/神奈川フィル

ダ・ポンテ三部作をやったら面白いのではないかと思った。 沼尻音楽監督が県立音楽堂に出演。最近評判が良いコンビを聴きに紅葉坂へ。 K136から立ち上がりの良い弦楽器群。これだけの艶やかな音は神奈川フィルから聴いたことが無い。それは後半のメンデルス…

一時代の終わり

小澤征爾が死去した。生演奏を聴いたのは2回。1度目は小澤征爾音楽塾の公演で、ラヴェル《子供と魔法》を観た。2度目は翌年に水戸室内管弦楽団にて、ベートーヴェン交響曲第5番を聴いた。どちらも見事な演奏だったと記憶している。2年前に松本で、車椅子に乗…

今年度終了

秋学期の授業は全て終了し、課題も全て提出した。いわゆる春休みである。今年度もなんとか切り抜けることができた。お世話になった皆様に感謝したい。編入学2年目を無事に終えられてホッとしている。 今年度は高名な先生方による、素晴らしい授業を受けるこ…

KCOニューイヤーコンサート

室内オーケストラによる、目にも耳にも楽しい演奏会であった。 紀尾井ホール室内管のニューイヤーコンサートへ。ライナー・ホーネックの指揮&ヴァイオリンで賑やかに執り行われた。ホーネックの演奏会を聴くのは、2020年2月以来。コロナ禍による演奏会中止…

小泉/神奈川フィル、金川真弓

金川真弓の均整の取れた美しい演奏に魅了された。 小泉和裕指揮神奈川フィルの定期へ。私の体調が悪化したため、前半だけで失礼させて頂いた。感染症ではないし、演奏が悪いわけでも無いので念のため。 金川のアポロン的な美しさを持つ演奏が、前半の最大の…

N響2024-25

N響の2024-25シーズンプログラムが発表された。 ブロムシュテットは充実の3プログラムを指揮する。Aプロはコロナ禍で中止になったオネゲルとブラームスをもう一度。Bプロは渋い北欧プログラム。Cはシューベルトから未完成とグレート。期待せずにはいられない…

2024年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。 昨年は大変な一年でしたが、なんとか切り抜けて参りました。今年も良い年になるように頑張ります。 皆々様のご健勝をお祈りしますと共に、2024年が素晴らしい年になりますよう願っております。本年もよろしくお願い致…