KeiYamamotoの雑記

考えたことや見て聴いたことを綴ります

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

N響オーチャード定期

来シーズンのオーチャード定期はオーチャードホールとみなとみらいホールで開催される。トップバッターがブロムシュテットであることがこの度発表された。Bプログラムと同一である。 https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/nkyo/topics/7245.html

ネルソンス、シベ2

ネルソンスはボストン響とシベリウス交響曲第2番のCDをリリースしている(BSO Classics 1401)。併録はヴァーグナーのタンホイザー序曲。 余計な要素は排除したコンパクトなタンホイザー。盛り上がりもそこまで派手ではない。金管は良く通るが、爆演にはならず…

ブロムシュテット/サンフランシスコ響

ブロムシュテットが2/9にサンフランシスコ響と共演したコンサートが放送される。西海岸2/21の20時から。ヴォジーシェク交響曲ニ長調、ドヴォルザーク交響曲第8番。 https://www.kdfc.com/radio/programs/san-francisco-symphony-broadcast/ 追記 オンデマン…

大阪

大阪は見どころ満載、食の都であった。 鶴橋で焼肉を食べたり、京橋のえんどう寿司に行ったが、えんどう寿司の食べたことのない寿司と抜群に旨い赤だしに心底驚いた。 はり重グリルという道頓堀の洋食屋にも行った。ここのスペシャルランチを食べたが、こん…

スダーン/PAC、児玉(3日目)

スダーンが指揮するとオーケストラは輝く。PACの定期演奏会3日目。再び西宮へ足を運んだ。 1曲目のハイドン、昨日より格段に良い。オーボエの音の通りが抜群で、弦が細かいパッセージまで明快に演奏していた。ハイドンとはこうやるものだというスダーンのメ…

スダーン/PAC、児玉(2日目)

今日のグレートは素晴らしかった。昨日に引き続き西宮へ行ってPACを聴いた。 1曲目のハイドンから密度の濃いアンサンブルが披露された。昨日より木管が安定している。しかしヴァイオリンはコンマスの田野倉の音ばかり聞こえてくる始末であった。楽員の演奏技…

スダーン/PAC、児玉(1日目)

なんとか西宮に来た。諸事情により遅れたため、1曲目のハイドンは聴けず、ベートーヴェンから聴いた。 児玉麻里の弾くピアノは気の張り詰めた音楽。これは毎度のことであるが、その音楽はPACとあまり溶け合わない。PACはソリストにそんなに合わせないように…

明日から3日間関西へ

関西へ遠征する。大阪へ行くのは10年ぶりで、だいぶ変わってしまっただろうことは予想がつく。 2/17-19でPAC3公演と大フィル1公演を聴く。どちらもお初のオーケストラなので楽しみである。目玉はスダーンの指揮するグレートである。この匠の技により、どんな…

フルシャ/N響、アンデルシェフスキ

西スラヴのくぐもった響きが印象に残る演奏会になった。フルシャがN響に登壇するので、サントリーホールに足を運んだ。 ドヴォルザークから演奏機会の少ない序曲。あまり派手ではなく、安定してフレーズを処理していた。これはプラハフィルハーモニアのCDと…

フルシャのドヴォルザーク序曲集

ヤクブ・フルシャはプラハ・フィルハーモニアを指揮して、ドヴォルザークの序曲集を出している(PTC 5186 532)。その内容はごく自然であるという評価になろう。 無駄に派手に鳴らすことはせず、ごく自然に丹念に演奏するフルシャとオーケストラ。それにより、…

ブロムシュテット/バンベルク響

日本時間2/16の午前4時5分より、ブロムシュテット指揮バンベルク響の昨年12月のコンサートが放送される。シューベルト交響曲第4番、ベルワルド交響曲第2番。 https://www.br-klassik.de/programm/radio/ausstrahlung-3053868.html

ブロムシュテットDECCA録音全集

ブロムシュテットがDECCAに録音したほぼ全ての録音がこの度BOXにて登場。 ブロムシュテットの録音が再リリースされる今日この頃だが、廃盤になっていたものが再発されるのはありがたい。 ブロムシュテットのサンフランシスコ時代以降、ゲヴァントハウス時代…

小田中『歴史学のトリセツーー歴史の見方が変わるとき』

小田中直樹 2022 『歴史学のトリセツーー歴史の見方が変わるとき』 ちくまプリマー新書410 東京:筑摩書房 こちらの本を読了。歴史学がいかなる経緯で誕生してから現在に至るまでを簡潔に平易な文体でまとめている。読者は高校生くらいを想定しているため、私…

ブロムシュテットinNY

ブロムシュテットは今週ニューヨークフィルと共演した。これから3月中旬までアメリカを旅するが、この年齢では驚異的なことである。 下記リンクはニューヨークタイムズの記事。 https://www.nytimes.com/2023/02/03/arts/music/review-new-york-philharmonic…

エゴン・シーレ展

久しぶりに東京都美術館へ。エゴン・シーレの展覧会をやっているので見物した。 並んでいる作品は質量共になかなかのもので、世紀転換期のウィーン分離派における業績の真骨頂である。 展覧会としては疑問符が付く整理の仕方ではあったが、良質な作品が見ら…

ヒンリヒセン『フランツ・シューベルトーーあるリアリストの音楽的肖像』

ハンス=ヨアヒム・ヒンリヒセン 2017 『フランツ・シューベルトーーあるリアリストの音楽的肖像』 堀朋平(訳) 東京:アルテスパブリッシング こちらの本を読了。シューベルトに関して書かれた、一番ニュートラルな評伝かもしれない。歴史的に俯瞰しながら、…