KeiYamamotoの雑記

考えたことや見て聴いたことを綴ります

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

河合秀和 『チャーチル--イギリス現代史を転換させた一人の政治家』

河合秀和 1979 『チャーチル--イギリス現代史を転換させた一人の政治家』 東京:中公新書 こちらの本、ずいぶん前に読了していたが、思い立ってブログ記事にしてみた。 ウィンストン・チャーチルについて書かれた評伝では、かなりニュートラルなもので、事…

K.ペトレンコ/ベルリンフィル

よく考えられた、精緻な演奏会といった印象を抱いた。 K.ペトレンコがベルリンフィルと来日。サントリーにて5公演を敢行するとのことで、本日足を運んだ。 引っかかることなく流れていくモーツァルトから、すっきりとしたベルクまで、ベルリンフィルの多彩な…

ブロムシュテットとピレシュがバンベルクとの共演をキャンセル

ブロムシュテットとピレシュがバンベルク響との共演をキャンセルした。両者とも健康上の理由のようだが、高齢なだけあり心配である。 ブロムシュテットは先月のN響に引き続きキャンセルとなった。桂冠名誉指揮者を務めるN響と、名誉指揮者を務めるバンベルク…

ネルソンス/ゲヴァントハウス(2日目)

手に汗握る、究極のブルックナーを聴いた。 ネルソンス指揮ゲヴァントハウス管、2日目も欠かさず足を運んだ。 前半は《トリスタンとイゾルデ》より前奏曲と愛の死。端正にトリスタン和音を鳴らし、解決しない音楽が切迫してゆく。大音響で頂点を極めても、飽…

ネルソンス/ゲヴァントハウス(1日目)

誠に驚異的なメンデルスゾーンであった。こんな多幸感に包まれた日もなかなか無い。 ネルソンスがゲヴァントハウス管と来日。4年ぶりのゲヴァントハウスに、心躍らせてサントリーに向かった。 オーケストラが鳴り出した一音目から、馥郁たるきめ細やかな音が…

ソヒエフ/ウィーンフィル

奇を衒わない美しいブラームスは久しぶりである。 ソヒエフ指揮ウィーンフィルが来日。サントリーホールへ足を運んだ。 相変わらずオットー・ビーバ博士の曲目解説は明快で納得のいくもの。実証的ではない逸話等は無視し、述べる必要のあることで最大限書い…

ブロムシュテットは無事

デンマーク放送響のFacebookにブロムシュテットの写真がUPされた。特にお変わりなくリハーサルをしているように見受けられる。やはり一時的な病気だったようだ。 ブロムシュテットの活躍を祈っている。 https://m.facebook.com/photo.php?fbid=1376422483016…

ソウル

14年ぶりのソウルは、見る物聞く物麗しい。昔より発展して我が国を超えた。 11/1-4で母とソウルへ。JALの学生カード会員対象の減額マイルキャンペーンにてお得に旅をした。 サムギョプサルにカルビ焼肉、参鶏湯、鮑のお粥等々、美味しい物には事欠かない。焼…

ブロムシュテットinブカレスト

ブロムシュテット指揮ゲヴァントハウス管、9/5のブカレストでの演奏がオンデマンドで聴ける。エネスクとブルックナー交響曲第7番。 ゲヴァントハウスの滑らかで分厚い弦が心地よい。金管がぶっきらぼうで、ゲヴァントハウスらしくないが、木管も含めてなんと…

テミルカーノフ死去

美しいシェエラザードは今でも記憶に残っている。 テミルカーノフ死去の知らせを知った。誠に残念で他ならない。最初にテミルカーノフの演奏を聴いたのは2016年。サンクトペテルブルクフィルとの来日公演を聴いた。シェエラザードを演奏したが、第3楽章の清…