KeiYamamotoの雑記

考えたことや見て聴いたことを綴ります

五嶋みどり&ジャン=イヴ・ティボーデ 第1日

五嶋みどりの祭典がサントリーホールで執り行われた。今夜は初日。ベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのためのソナタ全曲演奏会が3日に分けて行われているが、今夜は第1,4,8,7番であった。

五嶋のヴァイオリンはいたって正統的で、王道を歩んでいる。ティボーデはかなり跳ねたりするが、決して調和を乱すようなものではない。

第1,4,8番は可もなく不可もなくといった内容で、ともするとつまらないといった評価になりかねなかったが、第7番が見事であった。第7番になると2人とも少し気楽に演奏するようになり、曲調もあってか、かなり遠くまで音が伸びるようになった。それによりサントリーホールに音が充満して聞こえた。

明日以降の演奏がどうなるか興味深い。