KeiYamamotoの雑記

考えたことや見て聴いたことを綴ります

フルシャ/N響、アンデルシェフスキ

西スラヴのくぐもった響きが印象に残る演奏会になった。フルシャがN響に登壇するので、サントリーホールに足を運んだ。

ドヴォルザークから演奏機会の少ない序曲。あまり派手ではなく、安定してフレーズを処理していた。これはプラハフィルハーモニアのCDと同じ。

アンデルシェフスキをソリストに迎えたシマノフスキだが、アンデルシェフスキの落ち着いた雰囲気を醸し出す演奏に好感を持った。

休憩を挟んでブラームス。西スラヴの仄暗さが支配する。e mollという調が原因なのかもしれないが、ブラームスというよりはドヴォルザークを聴いているような印象を受けた。主題群ごとに音楽を分節し、各ブロックが終わる度にギアを切り替えていた。

フルシャは優秀な人材であるようで、また来て欲しいと感じた。