KeiYamamotoの雑記

考えたことや見て聴いたことを綴ります

ブロムシュテット/N響

私の母方の祖母は明日で78歳になる。元気で子どもに未だに算盤を教えているのだが、そんな祖母に95歳ながら、負けず劣らず元気なブロムシュテットブロムシュテットN響の溌剌とした演奏を聴くため、祖母と共にNHKホールへ向かった。

基本的な印象は昨日と変わらない。馥郁たる美しいシューベルトが目の前にあり、ブロムシュテットは余計なことを一切しない。ピアニッシモからフォルティシモまで適切な音量で管理し、リズム処理も明快な精緻なアンサンブルである。あえて言うなら昨日よりオーケストラがよく鳴っていた。1日目の完成度が高かった証である。白井コンマスが率いると、アンサンブルが引き締まるようだ。

終演後のソロカーテンコールも2回。昨日同様元気なブロムシュテットで、昨年までのマエストロを見ている感じで少々懐かしい気持ちになった。やはりブロムシュテットの気さくで、演奏には厳格な姿勢がこのしみじみする素敵なコンサートを生み出しているようだ。