KeiYamamotoの雑記

考えたことや見て聴いたことを綴ります

ローマ歌劇場椿姫

充実した舞台上演になった。ローマ歌劇場《椿姫》を東京文化会館にて。昨日の上演も良かったので、楽しみに上野に向かった。

本日も歌手陣の健闘が光る。オロペサとメーリの突き抜けた歌唱は文句の付けようが無い。エンクバートの安定感のある歌が全体を引き締めていた。

マリオッティも心憎い。昨日は気が付かなかったが、音響の組み立ては相当に大オーケストラ用。それでも細部のコントロールは怠らずに、緻密な音量調整をし続けるのは流石としか言いようがない。緻密さとスケールが共存していた。

客席は沸き返っていた。コロナ禍を乗り越え、引っ越し公演が再開されてきたのは喜ばしい。またの機会を楽しみにしている。