KeiYamamotoの雑記

考えたことや見て聴いたことを綴ります

沖縄の未来

9/8-11まで家族で沖縄へ旅行に行った。幸い天候は良く、美しい海や名所、食を楽しむことができた。家族4人で旅行へ行けるのも、それぞれの都合により最後になるだろう。

沖縄はここ20年の、沖縄ブームと言ってよい状況により観光客が大勢押し寄せるようになった。これにより沖縄の経済に良い影響を与えるようになった。

しかしコロナ禍により観光客は一時激減し、沖縄経済は打撃を受けた。観光客頼みの経済は、世界情勢に影響を受けるものであり、沖縄にとって諸刃の剣となっている。これは沖縄の課題である。今はまた観光客が大勢来沖しており、先日も那覇空港は盛況であった。

沖縄は最近10年程で様変わりした。那覇浦添、宜野湾の市街地は本土の外食チェーンが店舗網を拡大し、コンビニも大幅に増えた。沖縄の方々には便利で良いことであることは間違いないが、変貌ぶりについていけない自分がいる。

宿泊したのは瀬底島にあるヒルトンであった。かつてこの島は静かな場所であり、透明度の高い海が広がり、美しい砂浜が見事な瀬底ビーチがあった。瀬底ビーチそのものは変わらないが、この脇にヒルトンが建ち、瀬底島は様変わりした。瀬底ビーチは賑やかになり、穴場といった雰囲気ではなくなってしまった。今ではSNSYouTubeで紹介される観光地である。

備瀬のフクギ並木すら人の波である。あまりに多くの人が押し寄せ、地元民の生活を圧迫している印象すらある。そんな観光客の一員になってしまっているのが恥ずかしいくらいである。

沖縄は観光地化が著しい。20年前は、沖縄の文化を前面に出した振興が目立ったが、今やハワイのようなものを出す飲食店や観光地が多い。これでは沖縄の観光振興ではなく、「ハワイ化」なのではないかとすら感じられる。これでは沖縄は沖縄独自の魅力を失い、飽きられてしまう可能性があり、それを危惧している。

救いはやはり沖縄の自然である。珊瑚礁の海、白い砂浜、山々の緑は昔と変わらず私を含め、人々を魅了する。それらが変わらない内は沖縄は大丈夫だと確信している。